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みらいたまご便り

子ども食堂への期待は多様

沖縄県浦添市の子ども食堂、シンコペーション様を訪問してきました。2024年に訪問したときとは別の拠点で、ここも児童センターが拠点でした。子どもに提供する夕食を作っているのは市内にある調理製菓専門学校の先生、学習支援をしているのはボランティアの大学生、児童センターには体育館もあり、とても恵まれた環境の居場所でした。
理事長の池原様によれば、この地域は将来に対する希望を持っていない子、大学に行くことのイメージが持てない子が多いのだそうです。そこで大学生に学習支援のボランティアをお願いし、子どもたちが大学生と接し、交流できるようにしていると仰っていました。
浦添市には28の子ども食堂があります。「一つの自治会が子ども食堂をはじめた。その自治会が自治会長の集会で事例紹介したところ、聞いたいくつかの自治会も子ども食堂を始めた。子どもが来れば高齢者も集まってくる。すると自治会加入者も増え、町づくりにつながっている」という、最近の事例二ついてもうかがうことができました。
確かに当財団の助成団体様の中にも、自治会が運営している子ども食堂があります。少子高齢化が進行した地域だからこそ、子ども食堂を作り、地域のつながり作りの核にしていきたいという団体様もあります。町づくり、地域のつながり作り、子ども食堂への期待は実に多様です。