助成団体訪問
不登校の子が多い地域で子ども食堂
鹿児島市の助成団体、広木たまねぎ様の子ども食堂を見学してきました。定年後、町内会長になった内野様は地域の会合で、小学校、中学校の校長先生から50人を超える不登校の子どもがいると聞いたそうです。「自分に何かできないかと考えたところ、カレーなら得意だと思いつき地域の社会福祉協議会長に相談したら、あなたが考えているのは子ども食堂だと教えていただいた。それまで私は、子ども食堂という言葉さえ知らなかったんです。」

私が会場の田上台福祉館に到着した朝10時、内野様が乗用車から大きな鍋6つ、炊飯器4つを搬入するところでした。「保健所に相談したところ、カレーは当日作るようにといわれた。そこで前日に肉と玉ねぎを炒めるところまで行い、当日の朝5時からカレーを作り、炊飯器でご飯を炊いて持ってきているのです。」

当日の参加者は約90名。地域の民生委員さん主体のボランティアさんの中に、初参加の高校1年生の女の子がいました。トレー拭き、お米研ぎ、かき氷のシロップかけ係をしていました。「子ども食堂をしている人が高校に来んです。話を聞いて、面白そうだなと思って今日来ました。私は料理が好きだし、人と関わるのが好きなので、すべてが楽しかった。」
内野様の想いで広木たまねぎ食堂が始まったのは一昨年の11月のこと。もう、地域になくてはならない活動になっていると思いました。
内野様の想いで広木たまねぎ食堂が始まったのは一昨年の11月のこと。もう、地域になくてはならない活動になっていると思いました。
