イベント情報
第17回 地域の居場所づくりサミット開催
11月8日、第17回地域の居場所づくりサミットを開催しました。今回のテーマは「居場所を通じて築く、子どもとの関係」です。子どもたちが安心して過ごせる居場所運営の核となる「信頼関係の構築」に焦点を当てました。
サミットでは、山梨県立大学の関屋 光泰先生にご登壇いただき、「こどもたちと信頼関係を築くために」と題したご講演をいただきました。
関屋先生は、「困ってから」ではなく「困る前に」支えることの重要性を強調されました。そのためには、子どもや保護者の小さな変化に気づき、SOSをキャッチすることが不可欠です。
そして、そのための土台となるスキルが「傾聴」であり、ソーシャルワークの基本原則であるバイスティックの7原則を改めて確認しました。
関屋先生は、「困ってから」ではなく「困る前に」支えることの重要性を強調されました。そのためには、子どもや保護者の小さな変化に気づき、SOSをキャッチすることが不可欠です。
そして、そのための土台となるスキルが「傾聴」であり、ソーシャルワークの基本原則であるバイスティックの7原則を改めて確認しました。
① 個別化:一人ひとりの事情やニーズ、個性を大切にすること
② 意図的な感情表出:感情を表現しにくい利用者に、話しやすいきっかけを作ること
③ 統制された情緒的関与:自分の感情をコントロールしつつ、相手の感情に敏感になること
④ 受容:道徳的な判断をせず、その人をあるがままに受け止めること
⑤ 非審判的態度:法的・道徳的に一方的に裁かず、原因の理解と支援に注力する姿勢
⑥ クライエントの自己決定:利用者が自分で選び、決める自由を尊重すること
⑦ 秘密保持:利用者から得た情報の守秘義務。信頼形成の基盤
続いての事例報告では、こどもの居場所サポートおおさかの横田様から7原則の各注意点について、楽しいイラストをもとにわかりやすい説明がありました。
横田様のお話を聞き、改めて運営者としての姿勢を振り返る機会となりました。私自身、「先入観や偏見で判断したり、自分の価値観を相手に押し付けたり」といった、知らず知らずのうちに7原則に反した行動をとっていたのではないかと深く反省しました。
本サミットの講演および2つの事例報告の模様を、現在、動画で公開しています。
子どもたちの支援に関わる方はもちろん、すべての方にとって人間関係の築き方のヒントとなる、とても興味深い内容です。ぜひ、この機会にご覧ください。
② 意図的な感情表出:感情を表現しにくい利用者に、話しやすいきっかけを作ること
③ 統制された情緒的関与:自分の感情をコントロールしつつ、相手の感情に敏感になること
④ 受容:道徳的な判断をせず、その人をあるがままに受け止めること
⑤ 非審判的態度:法的・道徳的に一方的に裁かず、原因の理解と支援に注力する姿勢
⑥ クライエントの自己決定:利用者が自分で選び、決める自由を尊重すること
⑦ 秘密保持:利用者から得た情報の守秘義務。信頼形成の基盤
続いての事例報告では、こどもの居場所サポートおおさかの横田様から7原則の各注意点について、楽しいイラストをもとにわかりやすい説明がありました。
横田様のお話を聞き、改めて運営者としての姿勢を振り返る機会となりました。私自身、「先入観や偏見で判断したり、自分の価値観を相手に押し付けたり」といった、知らず知らずのうちに7原則に反した行動をとっていたのではないかと深く反省しました。
本サミットの講演および2つの事例報告の模様を、現在、動画で公開しています。
子どもたちの支援に関わる方はもちろん、すべての方にとって人間関係の築き方のヒントとなる、とても興味深い内容です。ぜひ、この機会にご覧ください。

