みらいたまご便り
体系的な食育カリキュラム
先日、田園調布学園大学で行われた「子ども・子育てと『食』」というシンポジウムを聴講しました。
特に感銘を受けたのは、滋賀大学教職大学院教授・岸田蘭子様によるご講演「健やかな子どもを育む“食” ―家庭・地域・学校(園)をつなぐ」です。
特に感銘を受けたのは、滋賀大学教職大学院教授・岸田蘭子様によるご講演「健やかな子どもを育む“食” ―家庭・地域・学校(園)をつなぐ」です。
岸田様は元家庭科の教師で、京都市内の小学校の校長だったとき、食育カリキュラムを開発しました。低学年では食べることへの興味・関心を高めること、中学年では食から暮らしに目を向けること、高学年では日本の伝統文化の良さを知り伝えるようになることのように、単発ではなく、子どもの発達段階に即して食育の取り組みを体系化しました。
さらに、各段階に地域のお年寄り、イタリアンシェフ、商店街、農家、味覚の専門家、地域の陶芸家などにも協力していただくことで、地域とともに生きる力を育む、持続可能なカリキュラムができあがりました。
さらに、各段階に地域のお年寄り、イタリアンシェフ、商店街、農家、味覚の専門家、地域の陶芸家などにも協力していただくことで、地域とともに生きる力を育む、持続可能なカリキュラムができあがりました。
講演の中で、岸田様は「子どもは家庭の食生活を通して、自分の生きていく拠り所を得る」と力強く仰っていました。
まさにその通りだと共感する一方で、現代社会においては、十分な食生活の拠り所が得られない家庭があることも事実です。岸田様の取り組みは、学校と地域が協力し、子どもたち一人ひとりの「生きる基盤」を社会全体で育むことの重要性を改めて示唆してくれました。
シンポジウムを聴講し、今、地域で子どもたちの健全な育成のために奮闘されている多くの方々の姿が、改めて心に浮かびました。私たちも、未来を担う子どもたちの「食」と「生きる力」を育む取り組みを、引き続き応援していきたいと強く感じています。
まさにその通りだと共感する一方で、現代社会においては、十分な食生活の拠り所が得られない家庭があることも事実です。岸田様の取り組みは、学校と地域が協力し、子どもたち一人ひとりの「生きる基盤」を社会全体で育むことの重要性を改めて示唆してくれました。
シンポジウムを聴講し、今、地域で子どもたちの健全な育成のために奮闘されている多くの方々の姿が、改めて心に浮かびました。私たちも、未来を担う子どもたちの「食」と「生きる力」を育む取り組みを、引き続き応援していきたいと強く感じています。

